こんにちは!のじまきです。

先日、フォアエースアセンブリの話題がありましたが、今日はカード・パズルです。

概要は、4枚のエースを1列に並べ、その上に、ジャック、クイーン、キングをそれぞれ1枚ずつ置いていきます。

おまじないをかけると、エースは1カ所に集まって現れます!

ふつうはここで終わりですが、ここからがカード・パズルの真骨頂。残りの山を見ていくと、キング4枚、クイーン4枚、ジャック4枚と、他のカードも1カ所に集まっているのです!

ダイ・バーノンが発表した、マニアック極まりないプロブレムです。バーノン自身、いくつかのバージョンを発表していますが、その内の1つが、カードマジック入門事典に紹介してあります。

しかし、カード・パズルを演じているマジシャンはほとんど見たことがありません。

その名の示すとおり、カードが複雑に移動するわけですから、パズルを見たという印象しか残らないためでしょう。

また、ほぼすべてのカードを入れ替えるため、技法が多くなる欠点もあります。

僕も高校生の頃に自分の方法を考えたことがありました。

技法の数を減らすことが出来なかったため、ほとんど普通にエースを集めた後、残りのパケットを示す中でスイッチを行うというものでした。今見ると相当酷いです。

そんなこんなで、このテーマに関してあきらめていたのですが、なぜか今朝突然よこしまなアイデアが浮かびました。

カードを公明正大に見せるのが難しいのなら、まったく別のアプローチで、バラバラに見せようというもくろみです。

カード・パズルのプロブレムからすると、邪道な解決法だと思いますが、恐らく一般の観客からの見た目はかなりすっきりしているのではないかと思います。

また、通常のクラシック・フォアエースにちょっとした技法を足すだけなので、手続きもまったく負担になりません。

色々な方に見せて、反応を伺ってみたいと思います。