こんにちは!のじまきです。

本日、History商品ページに新沼 研氏・佐藤 総氏のコメントを掲載いたしました。
すばらしいコメントに感謝するとともに、読んでいると制作の苦労が報われます。

本当ならこのブログで、各作品の思い出などを書きたいなあと思っているのですが、
全部愛着のある作品なので、DVDで触れなかったことを描くだけでも結構な分量になりそうです。
書ける時に地道に書いていこうと思います。

・トビアテル
Historyの中で、2番目に実演回数の多いトリックです(1番はスペードのα)
マジシャンの集まりでは必ずやっていましたので、ご存知の方も多いと思います。
クイック&ビジュアルで、さらにラフに演じられるので、今でもよく演じています。

・ミニコレ
カードを改めた直後に挟まるのはこの作品の最大の特徴であり、気に入っている部分です。
このトリックの原型はインプレッション5に収録したファイネスト・メッシュとほぼ同時期にできましたが、効率の良いコントロール方法が自分の中で確立していなかったことと、挟む3枚のカードの絵柄をどうするか(この3枚である理由を付けた方が良いのか?)などなど色々な問題があり、インプレッションへの収録は見送りました。
これらの問題を解決するには結構な時間がかかりましたが、その分納得のできるハンドリングに仕上がったと思います。

・フェイク・アンビシャス
この作品は、注意深く見ないと従来のアンビシャスカードと区別が付きません。
普通のアンビシャスカードを装っているからフェイクと頭に付けました。
特徴としては、いわゆるポップアップアンビシャスの現象の時に、本当に1枚だけカードを曲げて、そのままデックに押し込みます。
さらに、かなり楽にアンビシャスカードの手順が行えます。
僕が作品を創作する上で「原理が効率的に働くこと」を意識することが多いのですが、これはその最たるところの1つかも知れません。
何を言いたいのかは、解説を見ると分かると思います。

・ブックフェロー
最近良く演じている作品です。本さえあれば即席で演じられるし、ちょっとしたサロンにも対応できるので重宝しています。
使う本は、東京堂さんから出ている「カードマジックカウント事典」が丁度良いですね。
デックの枚数を減らせば文庫本でも演じられます。先日は観客から「五輪の書」を借りて演じました。
例のシャフルで注目をひき、カードが当たるところでもう一度盛り上がる、2度おいしいマジックです。

・クイックサンド
・ア・リ・サ
この2つのトリックは、全く別々の時期に別々のコンセプトで考えた物ですが、最近はセットで演じるので一緒にして書きます。
リクエストの多い手順の1つで、同じ方に何度も見せたこともありました。
受ける現象を1つのパックにしたような手順で、豪華な感じがするので気に入っています。
今だったら、1ネタだけ見せる時はこれを選ぶと思います。
ちなみに、ア・リ・サとは、現象の頭文字をとったもので、某東映のヒーローのネーミングを参考にしています。

それでは、続きはまた次回以降に。