こんにちは!のじまきです。
16日に販売を開始いたしました、「インプレッション3rd」に収録の、「ジェミニ・システム」を色々と練っていたところ、少し変わった手順が出来ました。まだ人前で演じてはおりませんが、1つのアイデアとして紹介したいと思います。

以下、現象です。
デックから、観客に1枚選んでもらい、表向きにします。
ジェミニ・プロダクション









「これから、早技をご覧に入れます。」と言って、素早く2枚のカードを出して見せます。これが、観客の選んだカードと同じマーク、同じ数字なのです!
ジェミニ・プロダクション02









「ここで驚いてはいけません。さらに難しい技に挑戦します。」と言って、デックを広げ、観客のカードと、その両脇のカードを抜き出します。
ジェミニ・プロダクション03









「この2枚と、対になるカードを一瞬で取り出します。」と言って、素早く2枚のカードを取り出します。これが、テーブル上の2枚と一致するのです!
ジェミニ・プロダクション04









似通った現象を2回起こしますが、異なる原理を使用しています。

以下、解説に移ります。DVDをお持ちの方には分かる程度の説明になりますので、ご了承ください。

まず、ジェミニシステムをフルに組み、デックの上下にAを2枚ずつセットします。

あとは、観客にカードを選んでもらったら、ビル・サイモンの技法を使い、観客のカードのところでカットを行います。(カードマジック事典p216に技法の紹介があります。)

あとは、「ジェミニ・ロケーション」の手順を行い、対応するカードを出して見せます。

デックを広げ、観客のカードと、両脇のカードを一緒に出します。デックを揃える際、カットします。

もう一度、「ジェミニ・ロケーション」の手順を行い、対応するカードを出して見せます。

「ジェミニ・システム」は、まだ色々な可能性が隠れていると思います。
皆様も、色々と考えてみると面白い作品が出来るかもしれません。