「カードを弾きますので、ストップをお願いします」
と言うセリフが
「カードをカジキマグロで…」
と聞こえるときがあります。

こんにちは。のじまきです。

インプレッション4thを出したばかりですが、5thに収録する作品についておおざっぱに考え始めています。

とりあえずカードマジックで、2作品ほど載せたかったものがあったのですが、両方ともすでにあるということで撃沈!

やはり、シンプルなトリックは被りやすいものです。

昔、あるマジシャンの本で「シンプルなアイデアは、他のアイデアとぶつかりやすいので、あえて複雑に構築し直して発表するようにしている」というとんでもない理論を展開した方がいました。

一時期尊敬していたクリエーターだっただけに、残念です。

確かに、エルムズレイは、数理的な原理を山ほど発表しました。
確かに、荒井晋一氏は、パケットトリックにおける、思いつけるだけの現象を表現したかも知れません。

しかし、僕はマジックの可能性が出し尽くされたとは、微塵も思っていません。

昨年の奇術探究における「水漏れと油漏れ」は、将来的に1つのジャンルとなる強烈な可能性を感じました。

また、佐藤総氏の「ミミック・ショウ」には、僕の中のカードマジックの限界をいとも簡単に飛び越えられ、感動を受けました。

先人達がまだ想像も出来なかったようなマジック、原理はいくらでもあると思うのです。

問題は、それに気がつけるかどうか。

とりあえず、はっきり分かることは、インプレッション5thが出るのは大分先になりそうだと言うことです。