メリクリ!のじまきです。

今日はクリスマスということでのじまきサンタからアン・インプレッションな作品をプレゼントします。あまりの使えなさにご期待ください!

【アンダーダウン・スペシャル】

・現象
6枚のカードの中から自由にカードを選んでもらいます。カードを戻して、観客が満足するまでカードを混ぜます。そして、カードを1枚ずつ減らしていきます。最後に残ったカードが観客の選んだカードなのです。

・セルフワーキングで演じられます
・全てレギュラーカードです
・複雑な手順を覚える必要はありません

さて、このトリック、覚えると本気で損をしますよ。それでも覚えたいという方は下記の解説編にGO!
このトリックの欠点は、不思議じゃないということと、カードを当てるまでに異様に時間がかかるということでしょうか。

アンダーダウンという操作をメインに使います。アンダーダウンとは、上のカードを1番下に回して、次のカードをテーブルに配り、次のカードを1番下に回して、次のカードを配る…という動作をカードが無くなるまで繰り返すというものです。この操作を利用したフォールスシャッフルと、1枚に絞るという動作を行います。

では、手順です。何でも良いので、6枚のカードを出してください。

この中から、1枚好きなカードを取って見て覚えてもらいます。この時、当てるまでに時間がかかるから絶対に忘れないようにと念を押します。さらに、時間がかかる割にあまり不思議じゃないけど、がっかりしないように釘を刺しておきます。このカードを、上から3枚目に戻します。

カードを揃えて、特別なシャッフルを行うと言ってアンダーダウンを行います。アンダーダウンの特性として、3枚目にある観客のカードの位置は変わりません。観客に、この混ぜ方を好きなだけ繰り返すことを説明して、観客が納得するまでアンダーダウンを行います。

観客が「もういいです」と音をあげたところで、いよいよカードを絞る段です。アンダーダウンを行い、最後に残ったカードを捨てます。これは使いません。残りの5枚を取り上げて、またアンダーダウンを行います。そして、最後に残ったカードを捨てます。残りの4枚でアンダーダウン…というように、最後のカードを捨てて、残りを拾ってアンダーダウンを繰り返します。そして、最後に残った1枚を表向きにして、カードが当たったことを示して終わります。

注意としては、最後の2枚でアンダーダウンをやる時に、つい手元のカードを示したくなってしまいますので、手元のカードは常に捨てるということを意識してください。

私はこの作品を何度か演じたことがありますが、ウケたことは一度もありません。中には「野島君、本気?」と心配されたこともあるくらいですので、何かの機会にお試しすることを全くオススメしません!