WGRこんにちは!のじまきです。
特典DVDがついてくるDVD3点セットの予約締切はいよいよ今日までとなりました。今夜がラストチャンスです!

というわけで、今日は「Gaffless」の話。

レギュラーデックだけで演じられるパケットトリックを収録しました。予言とかカードアクロスとかカードのバニッシュとかテーブルを通り抜けるとか色々とバラエティに富んでいますので、色々と楽しめると思います。

どれもオススメなんですが、一番評判が良いのは「デュアル・パーソナリティー」です。原理を思いついてからこの形になるまでかなり長い期間がかかりました。

原理をそのまま活かすと、どうしても「ビーウェイブ」の劣化版になってしまうのです。ただ、面白い原理なのでどうにか使える形にしたいという思いがあり、何年もずっと頭の片隅にありました。結局、開き直りのような大胆な手法を取り入れてみたところ、これがうまいこといき、今回の手順になりました。手順ができた当初は、「こんな大胆な手法で通用するのだろうか?」という不安が少しあったのですが、意外にもこれが一番良いと評価をしてくれる方が多く、驚きました。

今回のライブ映像を収録した後で、お客さんにもどれが良かったか聞いたのですが、やはり「デュアル・パーソナリティー」を挙げるのです。やっぱり、頭で考えているだけではわからないものですね。

ちなみに、フェイクカードを使ってしまうのですが、「デュアル・ウェイブ」というバリエーションも収録しました。この原理を使った初期の作品です。元々の形だと、ある問題を抱えていたのですが、一カ所スライトを入れることで解決を試みました。予言のパケットを持ち歩くことになりますが、演じる価値はあると思います。先日のJCMAジャパンカップでゲストをつとめたフランスの若手マジシャン、ビリー・デブも喜んでくれた作品です。

他にも、あれとかこれとか色々と紹介したいトリックもあるのですが、今日はここまでで。次回は「White×White」について書きますよ。